お侍ちゃんがちびった!

怪談や不思議な話。※芸人のお侍ちゃんではありません。

見知らぬ記憶が刷り込まれた時の話

一度だけ体験した話。

若い頃、ドライブが好きで
一人でいろんな所を走ってました。

場所は正確に覚えてないけど、
神奈川の逗子辺りだったかなぁ。
それか横須賀か鎌倉か。ほんと、曖昧。

夕方、薄暗い短いトンネルを
走り抜けようとした時、

壁側に3歳くらいの男の子
車道側に幼稚園くらいの女の子が
手を繋いで俺の進行方向へ歩いてました。

その子達を追い抜こうとした瞬間

全く身に覚えもない場所
全く身に覚えもない人達

の記憶が脳に刷り込まれたんです。

これなんですかね?
こういう現象って聞いた事ない。

子供たちを追い抜いてトンネルを無事通過。

バックミラーには手を繋いで歩いてる子供達が
映っていたのでこの世のものだとは思う。

※いずれ書きますが、このちょっと前に
 似たようなことに遭遇していて、
 その時はバックミラーから消えてました。

刷り込まれた記憶というのが
沼のほとりで女の子が鞠つきをしている映像。
女の子の服装から明治あたりだと思われる。

このトンネルの近くに沼でもあったのかな?

ちょっと離れたところに着物を着た
女性もいたので、鞠つきをしている子の
母親だったんだろうか?

それと、この記憶は俺に何を伝えようと
したかったんだろう?

謎が多すぎのこの記憶は未だに残ってる。
似たような経験された方っていらっしゃいますかね?

霊感の話

霊感はないことにしているお侍です。

気付かないうち不思議な体験を
してたってことありますか?

お侍は鈍感なのか、
後でゾッとすることが多いんです。

      • -

先日、見知らぬ土地を歩いていたら
突然見慣れぬ光景が飛び込んできた。

目を凝らしてみると墓。

俺の視界には 墓 墓 墓 墓 墓・・・
どんだけあんだよ。

何故だか呼ばれてる気がして
墓に近付いてみた。


墓の数だけドラマがあるんだな。


そんなことを思い墓石を見ていたら
急に目頭が熱くなる。

嫌な気配は全くなく逆に心が暖かくなる
不思議な感覚。


やけに居心地が良い。


この土地には縁もゆかりもないけど
前世でなんかあったんだろうか?


墓を通り抜けると
石材屋、茶屋が並ぶ通りへ。

普通、雑音とか聞こえるはずなのに
やけに静まり返ってる。

歩いている人はいない。
お店は開いているけど
中に人がいない。


いや、さっきから人の気配がない。


さっきまで暖かい気持ちだったのに
急に悲しくなってくる。


すると突然、背後から人の気配。


振り返ると10mくらい先に
小さい男の子が立っていた。


その小さな男の子が
俺に向かって何か呟いてる。


声が小さくて聞こえない。


3文字だ。
「か」「え」「れ」
とでも言っているのか?


何回も同じことを繰り返し
呟いているようだったので
こういうときに役立つのが読唇術


「ち」「ん」「○」


最後は こ か ぽ かわからんが
確かにそう言ってる。


意味わからん。。。


あれ?


我に返るとさっきまで人がいなかったのに
おじいちゃんやらおばあちゃんらが
テクテク歩いてる。

その代わり男の子の姿はなくなっていた。

やり方は幼稚だったけど
あの男の子が現世に戻してくれたのかな?


それから30分後。

完全に道に迷った。


ただ、

ここから先に進んだら危険。
って、身体が反応してる。

こういう直感はよくあたるんだよね。

ここ最近になって
この能力の精度があがったようで

引越し先を探してる時に、
土地の空気で善し悪しが
何となく分かるようになった。

ただ、なんでダメなのかが
分からないのが玉に瑕。

【怖い話】かもめかもめ

かごめかごめ

かごのなかのとりは

いついつでやる

よあけのばんに

つるとかめとすべった

うしろのしょうめんだーれ



諸説はいろいろあるけれど



かごめかごめ

 →籠女(かごめ)=妊婦


かごの中の鳥は

 →お腹にいる赤ちゃん


夜明の晩に

 →夜明けは、もうすぐ太陽の光が
  見えるはずなのに晩とあるので闇


鶴と亀と滑った

 →鶴と亀はおめでたい事柄なのに
  滑るということは良くない事が起きた


後ろの正面だーれ?








そこには誰もいないよ?

だって産まれてこなかったから。











昔の話。

マンションの管理人が聞いてもないのに、俺の部屋に住んでいた前の住人のことについて話してきた。

一人暮らし初日でやらないといけないことが山積みだったけど、初日から無愛想もどうかと思い、笑顔で耳を傾けた。

笑顔で聞きいてはいたけど、頭の中では役所行った後にデパート行って...といった感じで今後のスケジュールで頭がいっぱいな状態。

それにしてもよく喋る管理人だな。

結局、

前の住人は若い夫婦で確か赤ちゃんがいたっていうことだけは理解した。


ある日の夜。

睡魔が襲ってくる
夢の世界へ歩もうとしたそのとき


赤ちゃんの泣き声


隣の家からか...?

いや、違う!

耳元だ。


夢の世界の入口から強制的に現実に戻されたので、俺の眠りを邪魔する泣き声の主を確かめてやろうと起き上がろうとした...ら


金縛りで身動きが取れない。


ふん。だからどうした?


身体が硬直してても一箇所だけほんの少し動く部位がある。

それは手の中指。

両手の中指を円を描くように動かすと、面白いように金縛りが解けることを知っていたので早速実践。

ほらね?

自由を取り戻し、辺りを見回すと...思った通り誰もいない。

夢だったのかな?

と頭を掻きながら寝床に戻る。夢の割には鼓膜がジンジンする。


そんな日が毎日続く...が慣れって怖い。

耳元で叫ばれようが、またか!と思うだけで無視して寝れるようになる。ちなみに動こうとすると馬鹿の一つ覚えのように金縛り。解くのも面倒くさいからそのまま寝る。

それから数日後。

泣き声はしなくなったけど、寝てたら足首を掴まれる感触が。手の大きさはやたら小さい。赤ちゃんの手だ。

金縛りにあいながら、こういう霊って無視するとエスカレートするからすぐ除霊しろって何かの本で読んだな...と後悔している間に

足首の次は太もも、太ももの次は腰、ずりずりと這うように登ってきた。

嫌な予感的中。

赤ちゃんの力なんてもんじゃない、激高した大人の腕力に匹敵するぐらい力で首を絞められる。

あかん

中指をくるくる円を描き緊急脱出。くっそ!やっぱり辺りに誰もいない。

    • -

余談ですが、金縛り中って目を開けることが出来るのですが、一度目を開け、視界の中に俺の足元でスキーウェアを着た人が立ってた時があります。

泥棒か...?短い人生だったな...でも、どうせやられるんだったら顔を拝んでやる!

足元から徐々に視線をあげ、正直驚いた。

首から上がない。

でも、生身の人間じゃないのがわかったので、そのまま寝てやった。けど、これがきっかけで金縛り中に目をあけないようになったのは内緒の話。


さて、どうするか。除霊してもらうか?

一人で悶々と考えてたら夜が来たので、いつものように寝てみたら、またズリズリからの首絞め。

芸がないな。

頭の中で問いかける。

何がしたい?

すると予想外に首絞めが止まり
何か耳元でゴニョゴニョ聞こえてきた。

何か訴えたいんだな。

次の日も足首掴まれ、語りかける。
次の日も次の日もその次の日も。

霊のことよくわからないけど、最初何言ってるのかわからなかったのに徐々に言葉になってきて、足首掴むその手も少しづつ大きくなってるし、霊でも成長するんかな?と疑問に思った。

ある日の晩。夢を見た。

見たことない女性がお礼を言ってる。その女性の手をしっかりと握りしめる女の子。顔はぼやけて見えないけど、どういたしましてと頭を下げたところで夢からさめる。

それ以降、パタリと怪現象はおさまり、あれはなんだったんだろうなぁとおもむろに天井を見上げる。


フラッシュバック


管理人が言ってた言葉。


若い夫婦で確か赤ちゃんがいた。

確かってなんだ?


赤ちゃんがいたら確かという言葉は使わないんじゃ?

あ、思い出した。

お腹の中に赤ちゃんが確かいた

っ言ってた。


奥さんが思い詰めた顔してたのが印象的だった。

とも言ってた。


点と点が線になる。


赤ちゃんは死産
お母さんは思い詰めて
赤ちゃんに会いに行っちゃったんだ。





かごめかごめ

かごのなかのとりは

いついつでやる

よあけのばんに

つるとかめとすべった

うしろのしょうめんだーれ






ここにいるよ

愛しい愛しい

私の赤ちゃんが。






ちなみに、もう一度前の住人のこと確かめたくて管理人に会いに行ったら、急に倒れて集中治療室にいるって言われた。

この間まで元気だったのに。

貴女の仕業ですか?